父を超えろ!ティルナノーグ
きのう10/18に京都競馬場で行われた紫菊賞というレースにティルナノーグという名の馬が出走して、クビ差でしたがキッチリと勝利しました。
彼はPOGで指名させていただいているのですが、、まぁそれはどうでも良いのですが・・
彼の父は、あのディープインパクト。自身も素晴らしい競争成績と衝撃的な強さの記憶を残した名馬ですが、その子供たちもまた、すばらしい成績をおさめています。
今日のG1秋華賞に優勝したショウナンパンドラの父もディープ。
まさに今をときめく種牡馬ですよね。
再びティルナノーグの話に戻りますが、レース後の武豊騎手のコメントが実に興味深かったので書きたいと思います。
「いいレースでしたね。成長を感じるレースでした。とにかくいい脚を使います。キズナのような脚でした。デビュー前から期待の大きかった馬ですが、2戦目でさらに夢がふくらみました。楽しみです」
キズナとはティルナと同じオーナー前田氏一族の所有する一昨年のダービー馬のことなのですが、私は正直「なんでキズナ?」と思ってしまいました。
キズナは確かに切れる脚を武器にした強い馬です。凱旋門賞でもそのパフォーマンスは発揮しました。
でも私は本当は「ディープみたい」って言ってほしかったんです。
まぁでも冷静に考えると正直それは難しいでしょうね。本当にディープ級ではないからかもしれませんが、でももしディープインパクト級であっても、そういう表現はしないんではないかと思うのです。
前田オーナーへの心使いでキズナを引き合いに出すあたりはさすがですが、でも本当にディープ級の強さの馬が出て来ても、彼は引き合いに出さないのではないかと思います。
それほどディープインパクトは特別な存在なのではないかと思うのです。
日本一の天才ジョッキーを魅了し、最強馬と言わしめた馬はこれからもずっと武騎手の中では唯一無二の存在であり続ける気がします。
とはいえ、ティルナノーグの勝ち方は本当に夢が広がる強い勝ち方でした。
私はキズナも良いですが、ぜひ父ディープインパクトを超える名馬になってほしいと期待しています。